楽しみを詰め込むと仕事もはかどる。

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自転車のお話。

近年ロードバイクといえばアルミフレームかカーボンフレームが主流である。

違いといえば、重さだったり乗り心地だったり・・・

そして僕にとって大きな違いは 価格!

カーボンは軽くてしなやかで良いのはわかるがなんせ高い!

安いのもあるがアルミより重かったり・・・

なので、僕のロードバイクは当然アルミ。

充分な性能である。

 

とはいうもの、心のどこかでカーボンへの憧れがある。

そしてメーカーへの憧れもある。

自転車業界も車と同じでいろんなメーカーがあって

歴史の長いメーカーや革新的なメーカーやら・・・

いつかはベンツやフェラーリといった感じで

自転車もいつかはTIMEやLOOKなんて言ったりもする・・

 

しかしまだ自転車はじめて間もない僕にはそんなのはまだまだ先の話。

いきなりそんなの手に入れたとしてもフェラーリに初心者マークつけて走るようなものだ。

むしろカッコ悪い。

 

しかしカーボンには乗りたい。

そう思ってオークションを見てたらリドレー(ベルギーの自転車メーカー)のカーボンフレームがお安く出ていた。

まあ、こんな値段で落ちるはずはない・・・。

そう思いながらとりあえず入札しておいた。

 

落ちてしまった・・・・。

 

ヤッタァー!!!

まじかっ!?

一人部屋の中ではしゃぎまくった!

その直後、脳裏にカミさんの顔が浮かぶ・・・

すぐに現実に引き戻される・・・。

「えーっ!いくらしたの?」

「どこに置くの!?」

「今の自転車はどうすんの!?」

そんなふうに言われるのだろうな・・・

気が重い・・・。

でも待てよ、

そもそも自分の小遣いで買ったわけだし、フレームだけなら押入れだってなんだって入れておけるじゃん!

開き直った。。

 

夜になってカミさんに報告。

小声でそっと・・・

カーボンフレーム買っちゃった・・・

「えーっ!なにやってんのぉ!いくらしたの?」

「どこに置くの!?」

「今の自転車はどうすんの!?」

うおぉー!きたぁー!

まさに予想通りのお言葉!

ありがとうございます。

予想が当たった事がちょっと嬉しい。(←変態か!)

 

「だってカーボンフレームに乗りたいんだもん・・・」

「かすみちゃん(カミさん)のはカーボンだからいいけど僕のアルミだもん・・・」

「えっ!私のカーボンなの?」

「えーっ!そうだよ!知らないで乗ってんの??うそぉー・・・」

「知らない・・・」

マジか・・・

素晴らしい天然ぶりだ・・・。

 

 

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↑これではない・・・。

 

というわけでとりあえず一件落着。。

しかし、これからまだタイヤやらシート、コンポーネント(ギア、ブレーキクランク)、その他諸々を組み込んでいかなければいけない・・・

 

言えない。。

 

まあなんとかなる!

それよりも自分の好きなパーツを少しづつ組み込んでいって、オリジナルの自転車を作るのが楽しみで仕方ない。

むしろ走るよりいじってるほうが楽しい!根っからのヲタク気質なのだ。

 

なので今ニヤケテいます。

仕事に行っても自然とにやけてしまいます。

 

すみません・・・。

 

 

つづく

 

その日をどう終わるか!?

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9/2、その日の朝突然メールが来た。

ずっと捜索していたワンコの飼い主からだ。

月末の急がしかった業務はとりあえず落ち着いた。

メールの内容は新たな目撃情報があったというものだった。

しかし、もう半年前から9月の週末は予定で埋まっている。

行くなら今日!

朝8時に出れば午後の業務まで6時間。

往復の移動で4時間なので2時間は捜索できる。

行くしかない!


ワンコ捜索10日目

目撃情報をくれた会社の社員さんを訪ねた。

仕事中にもかかわらずわざわざ目撃したところまで案内してくれた。

なんていい人だ!

というか、御代田に通い始めて10日目だが、みんなとても親切にしてくれるのをあらためて実感した。

俄然やる気になってきた。

ところが、

案内されたところは一面のレタス畑。

ちょっと離れたところには逆に手付かずの自然な藪。

呆然と立ち尽くす・・・。

広すぎる・・・。

とても歩いて探せる広さではない。

とりあえず、畑で作業している人に聞いて回ったが、目撃した人はいなかった。

車で走り回り、藪の中を歩き回り、時間だけが過ぎていく

無理だ・・・

諦めたくはないが時間切れ。

仕方なし帰路に着く。

というか、仕事に向かう。

当然テンションはだだ下がり・・・。

そこで思ったのは

本当にだめな事しかなかったのか?

ということ。

少なくともワンコガ生きているってわかったし、

どう過ごしているかはわからんが目撃情報だと元気だったらしい。

良かったじゃないか!

何も収穫がなかったのか?

いや、最初に捜索したときにピンと来ていたホテルの近くじゃないか!(写真の奥にあるやつ)

それがわかっただけで無駄ではない。

全ての行動に意味はあると聞くが、

意味があるかないかはそこに気付けるかが重要だ。

そして、

その日をどういう気分で終わるのか!?

また明日を迎えるにあたって

それもまた重要だという事に気付いた。

体はきついが無駄ではなかった。

そう思うことにした。

 

 

 

つづく

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大切な事と優先順位

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忘れていたわけではない。

いや、けして忘れていたわけではないのですが・・・

誕生日プレゼントにしようと思っていた丸太ランプがまだ出来上がっていない。。

もう2週間以上も過ぎているではないか!!

空き時間の全てをほぼワンコの捜索に費やしていた結果なのだが、

これはさすがにマズイ。

思いたったように作業再開です。

しかしながら

大切な事や大事にしたいことが一気に重なってしまったらどうするか?

そん課題は日々訪れるわけです。

そこで僕がいつも思うのは

”なから”

あっ、この辺の方言で”だいたい”とか”適当”みたいな感じ。

”いいかげん”とは違いますよ!(あっ、同じか・・・)

要は投げやりではないってこと!

くれぐれも・・・。

きっちり時間割やスケジュール決めちゃうとそれに追われて中身がおろそかになって

結果や形だけ取り繕う・・・

なんてことになってしまいがちなので

むしろ”なから”でいいやって思うようにする。

大事な事は何か!?

そこに気持ちはあるか!?

僕にはそっちのほうが大事!

 

重要なのは集中力!

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さて、このワンコガ何を考えているか写真でお分かりだろうか?

まぁ正直目の前にいてもわかりません・・・。


ワンコの捜索を始めて9日目

もうその日を過ぎると仕事も大忙しになるのでなかなか来れない。

なんとしても見つけたいのだが正直万策尽きてしまった。

やれることはもう無いといっていいくらいだが

もう一度現場に行って0から気を探りたい。

情報を一切排除して、

そもそも生きているのか?

どっちの方角にいるのか?

そこからやり直し。

 

そして現場に行った。

まったく何も感じない。

大事なのは集中力!

カメハメ波を打つときと同じだ!

打てないけど・・・

一度集中するとものすごく疲れる。

そしてそれが途中で中断するとまた最初から集中を高めなければならないので余計に疲れる。

つまりいったん集中に入ったら止めたくないのだ!

 

ところがこの日はダメだった・・・。

話しかけられてはまた最初からの繰り返し・・・

仕方がない。

人が集中していようがいまいが他の人には関係ないのだから・・・

いや、これは他人のせいではなく自分が不甲斐ないのだ

諦めた。。

納得はいかないが

もう何もできない。

 

もっと、訓練が必要だ!

 

集中と開放の訓練!!

 

という訳で

9月から訓練を受ける事にしました!

 

つづく

 

本当にやれることはやったのか?

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月末になってくると仕事も忙しい・・・。

とにかく週末までにできるだけやって御代田に行きたい。

というわけで木・金でできるだけ仕事を片付けて週末は御代田へ・・・


ワンコの捜索8日目

 

もうこの頃になると最初に感じていた違和感がさらに増していた。

イメージはもう来なくなっているし、そもそもワンコの気が感じられない。

ただ、いやな感じもあまりない。

不思議だ。

あらためて思い起こせば今までのイメージは全て逃げ出した当日か、

もしくはその翌日くらいで止まっているのではないかと感じている。

まぁ、イメージと現場があっていればの話だが、(いやたぶんそこはあっている)

イメージがいなくなった公園周辺に集中している事と、目撃情報もその日その場所以外にないことを総合して考えると、そこから忽然と姿を消してしまった事になる。

これはつまりどういうことか・・・?

そういうことか、そういうことなのだろう・・・。

いや、待てよ!こういうことも考えられる!!←なんのこっちゃ

とどのつまりは

頭で考え出したら答えなんか出ないってこと!

こうなるともう末期症状だ・・・。

 

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ちょっとぉー、ウズラさん!そこで机ガジガジされるとジャマなんですけど・・・

(あっ、これは余談・・・)

話を戻す。

 

もう勘を働かせるだけの集中力がない・・・(実はこれ、かなり疲れる)

疲れもピークにきているが、

とにかく

今やれることをやりつくそう!

そう思い、ビラをもって団地内の家を一軒一軒訪問した。

勘に頼れない以上もう行動力しかない。

何件聞いて回っただろう・・・

そのうちの一軒で一つ情報を得た

「そういえば、このいなくなった日から3日間くらい聞きなれない犬の声がずっと聞こえてたけど、

それっきりパタッと聞こえなくなったのよ・・・

きっと近所で新しい犬を飼ったのか?なんて思ってたけど・・・」

それが、探しているワンコなのかはわからないが、声のした地点と、いなくなったであろう場所が一致している。

これが何を物語っているのか・・・

 

そして、もう家という家を回りつくした頃、もう一つ気になっているところへ足を踏み込んだ。

団地の横はかなり自然が豊富で深い茂みになっている。

そしてその奥は5~6mほどの崖とまではいかないが急勾配の谷になっていて、その下に小さな沢がある。

あまり考えたくはないが、確認しないわけにはいかない。

小さな犬だからここは入れないだろうと思いながらも、茂みの中を歩き回る。

そしてできれば沢まで降りて・・・

降りれない・・・(T T)

いくら山菜取りやキノコ狩りで慣らした山の達人の僕でも(←自称)

無理!!! 絶対無理!!

それでもね、3mくらい降りかけたんですよ!(冒頭のイラストな感じ・・・)

死ぬかと思ったわ・・・

それでも一応木につかまりながらワンコの名前叫んでみた自分に泣ける・・・

 

頑張ったよ!うん、がんばった!

やれる事はやった!

 

 

つづく