いつもの場所

僕の名前は”ウー太郎”

ほんとは、ウィリアムなんだけど皆そうやって呼ぶ。

しばらくしてママは保護犬一時預かりのボランティアをはじめたから

生まれてからほとんどの期間、いろんなワンコと一緒。

 

ある日、ママが僕を連れて二人で暮らしてくれるようになった。

その時ママがこのソファーを買ってくれた。

だから

これは僕のソファー!

一番安心する場所!

 

パパがここで座ったり寝そべったりするけど、

それ、僕のだからね!

ママは…、まぁ許す。

僕の一人の時間・・・

は短くて、

チビ(チワワのウズラ君)が一緒に暮らし始めた…。

最初はうざかったけどまぁ許す。

それからはずっと一緒。

昼間はソファー!

夜はベッド!

いつもの僕の場所

 

なにより幸せな

僕の場所!

 

いろんなところにも連れて行ってもらったよ!

 

 

15歳の誕生日を迎えた頃から身体が動かなくなってきた

けど、

お散歩は大好き!

もう、あまり動けなくなったけど、

カートに乗せてもらっても

やっぱり外は気持ちよかった!

 

しばらくして、

もうご飯も食べられなくなって、

15年の犬生ではじめて入院した・・・

 

つまらない・・・。

 

家に帰りたい・・・。

 

いつもの僕の場所・・・。

 

パパとママはお医者さんに相談して

夜だけ家に連れてきてくれた。

 

もう意識ももうろうとしてたけど、

歩くのもやっとだったけど、

ふらふらしながら

いつもの僕の場所まで行ったよ!

だって

これは僕のソファー!

ママが買ってくれた

僕の場所。

ここで寝るのが一番幸せ!

 

ありがとう!

僕、幸せだったよ!

 

本当の笑顔

僕、犬が飼ってみたい!

当時、離れて暮らす息子は7歳。

そこでは4匹の猫を飼っていた。

 

何気なく言った言葉だが、何かずっと引っかかっていた・・・。

昔、仕事仲間と話していたときに 「もし犬を飼うとしたら なにがいい?」

という話題になり、何気にフレンチブルドッグ!と答えたのを思い出した。

松本市内にフレンチブルドッグを飼っているブリーダーさんが一軒だけあった から聞いてみると

「今は赤ちゃん生まれてないんだけど生まれたら連絡しますね!」

そう言われ、「あっ、いいんです、どうでも飼いたいわけではないので・・・。」

そういって断った。

それから何故か気になって、なんとなくネットで探してみた。

栃木のブリーダーさんで生まれた子。

「里親募集中!」

とても大切にされているのがわかる写真だったからつい電話をしてしまった・・・。

こうして、かごの中でウ○コまみれになって大豆が家に来た。

いろいろ本を買って調べたら、温度変化に弱い犬種とあった。

もちろん外で飼うつもりはなかったが、僕にとっては初めての室内犬だった。

 

正直、手を妬いた・・・。

物を取ったら絶対に放さない!ブルドッグ気質に加え、家具という家具をかじり倒す始末。

 

初めてということもあり躾に奮闘しつづけること半年・・・、松本のブリーダーさんから電話が来た。

「赤ちゃん生まれたので是非見に来てください!」

「あっ、いえ、もう別の子飼い始めたので・・・。」

「そうおっしゃらずに見るだけでも・・・」

ただでさえ手を妬いていた大豆に加え小豆が家にやってきた・・・。

小豆は女の子ということもあって、大豆のいたずらを逆に叱ってくれるようになった。

こうして2匹はいつも一緒。

時には3匹のような扱いをされることもしばしば・・・

いたずらしてどんなに怒られようとも大豆はいつも笑顔だった・・・。

そして何より優しかった

人も犬も大好きで、誰かに会うと猛烈アタックからの熱烈歓迎ベロベロ。

逆に小豆は臆病で、いつも僕の足元にくっついていた。

 

こうして6年のときが過ぎた頃、一昨年、小豆が亡くなってしまった。

月末の忙しい7月27日のことだった・・・。

僕が極力悲しまないように、一ヶ月で一番忙しい日を選んだかのようだった・・・。

 

優しい大豆は、冷たくなった小豆に寄り添って、ずっと舐めていたのを今でも思い出す。

それからの大豆はどこか寂しげだった・・・。

 

それでも、「散歩」って言うと一目散に飛び掛ってきて「早く連れて行け!」という。

全速力で走り出す大豆の姿はどこかこっけいで、でもなんか嬉しかった。

 

そんな大豆がガンになった・・・。

 

進行が早く、先月まで元気に走り回っていたのに日に日に弱っていく・・・。

 

ガンが脾臓にも転移して血液を壊してしまう・・・。

 

毎日医者に通った。

 

もうダメかもしれない・・・。

いや、きっと治る!そしてまた飛び切りの笑顔を見せてくれる!

そんな葛藤が続いた・・・。

 

でも本当はわかっていた・・・。

わかろうとしないだけで・・・。

 

もうよろよろしか歩けなくなった大豆を連れて

小豆も大好きだったスカイパークへ連れて行った。

帰りたくないといって駄々をこねては、立ち止まると懇親の笑顔を見せる。

 

これが大豆が見せた最後の笑顔になった・・・。

 

あんなにいたずらばっかりして嫌がらせのマーキングとかして困らせたくせに

最後は懇親の力を振り絞ってトイレまで行って、トイレの手前でオシッコにまみれて倒れてしまった・・・。

 

いつでも見てあげられるように設置したペットカメラをみると佳澄さんが大豆を拭きながら

「大ちゃんオシッコの上で倒れちゃった」と言う。

朝の仕事を終えて一目散に家に帰った。

 

佳澄さんの腕の中で息を引き取った直後だった・・・。

すぐに心臓マッサージをした。

やり方もわからないくせに無我夢中でやった。

 

涙が止まらない・・・。

 

まだだ!お願い!

もう一度。

もう一度だけ返事をして!

 

もう大ちゃんは動かなかった・・・。

 

まだ温かい・・・。

 

僕は大豆が小豆にしたように、大豆に何度も何度も頬ずりをした。

 

何時間経っただろうか・・・?

「ありがとう・・・。」

そう言って大豆をそっと横たわらせた。

 

奇しくも年度末の最も忙しい3月27日の朝だった・・・。

 

ありがとう大好きだよ小豆。

ありがとう大好きだよ大ちゃん!

僕は、小豆と大豆から一番大切なことを教わった。

 

 

 

猫とペンダント

 

「モリオン(黒水晶)でペンダントをお願いしたいんです・・・。」

はい。もちろん。

チベット産のモリオン原石削りだしてカボションにすることも出来ます。

 

ただ、それが必要かどうかリーディングしてみないと・・・。

「動物霊に憑依されないようにと思ったんですが、モリオンにこだわってはいないので他に合う石があればそれで・・・。」

 

こうしてペンダントを作るべく石選びのためにリーディングに入った。

さほどエネルギーバランスは悪くない・・・。

チャクラで言えば2とディープ4が弱っているくらい・・・。

ただ、気になるのは背中の違和感(ブルブル)と頭の上のモヤモヤ・・・。

背中のブルブルは受信オープンの人に多く見られるのでまぁなんとなく想像は出来る。

頭のモヤモヤはなんだ?

 

更に深くリーディング。

猫?

(絵はツチノコのように見えるが猫を描いたつもり・・・)

2匹・・・。

くっついて見えたが仲が良さそうではない・・・。

さらに白い方の猫ちゃんは首から腰にかけてまとわりつく・・・。

そこで、依頼主に聞いてみる。

「もしかして猫飼ってませんでした?」

「はい。飼ってました!7年前に20歳くらいで永眠してしまいました。」

そういって写真が送られてきた。

あーっ!

この猫ちゃん!

左側に見えてた白い猫ちゃんだ!

「お話させてもらってもよい?」

「はい!是非!」

こうしてリーディングからアニマルコミニュケーションへシフトしていった。

しかし気になるのはもう一匹の猫ちゃんである・・・。

とりあえず白猫ちゃんとお話しする。

繋がった瞬間 にゃぁ~ といって近寄ってきた。

『ねぇ、聞いて!私ずっとAさん(依頼主)のそばにいるの!そしてずっと守っているの!そしたら寂しくないでしょ?

でも、他の猫が邪魔しに来るの・・・。』

そう話していろんなイメージを飛ばして来てくれた・・。

他の猫・・・。隣に見えてた猫か・・・?

飛んできたイメージを書き留める・・・。

相変わらず画伯級である・・・。

白い猫ちゃんと、白地に頭と背中の辺りに黒と茶色の混じった斑のような猫ちゃん。

イメージがより鮮明になってきた。

でも飼っていた猫は一匹のようだし・・・。

白猫ちゃん曰く、悪いやつ

そう言って威嚇している感じだ・・。

そんなに悪い感じはしないのだが・・・。

ここは白猫ちゃんの意思を尊重して石を選ぶ。

モリオンは白猫ちゃんも嫌がったし、ブロックしてしまうので使うのは避けた。

 

こうして、弱い部分を強化する石と、悪い気は遠ざける石でペンダントが完成した。

依頼主にマッチングしてみる・・・。

 

エネルギーバランスはOK!

頭の上のモヤモヤは、鮮明に猫ちゃんの波動とわかるようになった。

しかし、もう一匹の猫ちゃんはまだ消えない・・・。悪い感じもしない・・・

いったい何者なのだろう?

とりあえず、リーディング結果と白猫ちゃんのくれたイメージをレポートにしてペンダントと一緒に送った。

 

後日、お礼のメールとともに写真が送られてきた・・・。

 

うわぁーーーーーーーっ!

思わず叫んだ!

この猫ちゃん!!

まさにこの猫ちゃんが白猫ちゃんと一緒にイメージ飛んで来たんだけど!

いったい何者?

 

『えっ?今飼ってる猫だけど・・・。』

 

・・・・・・・・。

 

すべてが繋がった・・・。

 

白猫ちゃんの

や ・ き  ・ も ・ ち ・ ・ ・ ・

 

 

 

 

 

失って気付かされる

 

手術のためにお医者さんに全てを託した。

去り際に診察台の上から

「行かないで!」

確かにそう言った。

でも、

大丈夫!絶対元気になっておうちに帰れるから!

そう言って診察室のドアを閉めた。

今となってはあの時、抱きしめてあげればよかった・・・。

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小豆も僕もホントは気付いていた。

もう会えなくなるって・・・

だから、その数日は狂ったように動画や写真を撮った。

信じたくなかったし、信じたら現実になってしまう気がして、感じてたものは押し殺した。

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7時間にも及んだが、手術は成功した。

面会に行く予定時間の3時間前までは

無事麻酔からも覚めて、立っておしっこもしていた。

順調に回復に向かうはずだった・・・。

 

運命は変わらないのか・・・。

行った時には冷たくなりかかっていた・・・。

僕もカミさんもその場で泣き崩れた。

 

 

「パパのことが大好きな子ね!ママのことをライバルだと思っているわ!」

アニマルコミュニケーションの師匠がはじめて小豆を見たときにそう教えてくれた。

それからしばらくして、僕もカミさんもアニマルコミュニケーションを習うことにした。

 

冷たくなった小豆を抱きかかえ、お医者さんからの帰り道、小豆を探す・・・。

いない・・・。

小豆のエネルギーがどこにもいない・・・。

家に着いて、兄妹のように育った大豆に報告をした。

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大豆は優しい子だから、冷たくなった小豆をずっと舐め続けていた・・。

「何で動かないの?」

たまに僕の顔を見ては、またひたすら舐め続ける・・・。

「大ちゃん、もう小豆は動かないんだよ・・・」

そう言い聞かせて小豆を隣の部屋に移した。

大豆が寂しそうな声でクゥーンと言った・・・。

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その瞬間、パーンとビジョンが飛び込んできた。

5~6匹・・・、もう少しいるだろうか・・・。

たくさんの犬を相手に小豆が一生懸命吠えている。

「行かない!アタチそっちには行かない!」

何度も何度もその光景が浮かぶ・・・。

 

小豆は死んだことに気付いていないのだろうか・・・。

虹の橋を渡りたがらない。

 

しばらくして、左肩にポワンと暖かなエネルギーが降りてきた。

「小豆だ!」

瞬時にわかった!

左を向くと頬をぺろぺろ舐めてくる!

「アタチここにいる!」

耳元で声が聞こえる。

小豆はどうやら僕のそばにいられるのを喜んでくれている。

 

しかし、現実は酷だ!

目の前にいる冷たくなった小豆を見れば涙があふれてくる・・・。

 

翌日、火葬場に行った。

小豆の姿ともこれで本当にお別れだ・・・。

まだその現実を受け止められない自分がいて、また涙があふれてくる・・・。

火葬場について、職員さんが

「最後のお別れです。」そういった瞬間に小豆が耳元に話しかけてくる。

「ねえねえ、アタチの体どうするの?」

「これから焼いて骨だけにしてもらうんだよ。」

「何でそんなことするの?」

「このままだと腐っちゃうでしょ?だからアズのこと忘れないようにお骨にしてもらってお墓にいれるの。」

「そんなことしなくてもアタチここにいるから忘れないでしょ?」

 

隣では職員さんとカミさんが手を合わしている・・・。

アズが耳元でそんなこと話しかけてくるもんだから少し噴出しそうになったが、

グッとこらえる。

絶対に笑ってはいけないところだ・・・。

 

お骨になった小豆をカミさんが抱き抱え、帰りの車の中でその話をした。

カミさん

「なんで?なんでアズは私のところに来てくれないの?ズルイ!」

そういった瞬間に僕の肩からフッといいなくなった。

「あっ、来た!」

カミさんの後頭部に行ったらしい・・・。

同情エネルギーというのでしょうか・・・。

小豆はまたすぐに戻ってきて、

「ママのところに行って来たよ!でもアタチの方がずっとパパの近くにいるんだから!」

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複雑である・・・。

小豆を失った悲しい現実と、隣で悔しがるカミさん。

すぐ近くにいるのにアズを抱きしめてあげられない切なさ。

エネルギーで小豆を包み込んであげると喜んでくれる微妙な幸福感。

 

とにもかくにも

アニマルコミュニケーターになって良かった。

小豆のエネルギーを感じていられるだけで随分救われた。

そうでなければ今頃悲しみで気が狂っていたかもしれない。

 

アニマルコミュニケーターは人の心を救うために存在しなければいけない。

そう小豆が教えてくれた。

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想いを伝え、形に変える

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先日からせっせと作っていた丸太ランプ!

週末のたびにわざわざ東京から来てくれて、みっちりアニマルコミュニケーションを教えてくれた先生にプレゼントしました。

(勝手に押し付けただけですけど・・・)

 

全てにおいて挑戦が盛り込まれたランプです!

まず、曲がった小枝に電線を通し、且、ソケットを埋め込む。

ランプシェードにレーザーでロゴを焼き付ける。

シェードの穴をワンコの足型にする。

そして最後に真ん中にサンキャッチャーを埋め込む。

 

イメージ先行で、それを形にするのに何度も失敗してやり直し、

途中、完成間近で落下して壊れるアクシデントも乗り越え

ギリギリ最終講座の日に間に合いました!

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喜んでもらえたかはわかりません・・・が、

そういった訳で

アニマルコミュニケーション

(動物たちとお話しする)

一ヵ月半に及ぶ講座が終了しました。

そして今回、松本にも4人のアニマルコミュニケーターが誕生したわけです。

もちろんまだまだ未熟なので、このチームでどんどん経験を積んでスキルを磨かなくてはなりません。

しかしながら、先生のスパルタ教育のおかげで、自立できるところまで連れてきていただけた気がします。

感謝です!

本当に感謝しかありません!

これから先はまさにDIYです!

Do It Yourself!

 

そして気付いた事。

物作りにおいても、アニマルコミュニケーションにおいても、

想いを伝え、形に変える!

そこは同じです!

 

さて、ますます人生が楽しみになってきました!

 

そして、もう一つ気付いた事があります。

 

いや、薄々気付いてはいました・・・。

 

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私、

絵が下手すぎます・・・。

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でもいいんです! 伝われば・・・

ほら!

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「なんか、ちっちゃい粒々がいっぱいついた穂みたいなやつがほしい」

と言っていると伝えたら早速飼い主さん買ってきてくれて与えてくれました。

インコちゃんご満悦!

 

 

 

つづく