さて、ここに一つの石がある。
何年か前にチロルの森へ行ったとき探し出した私のフェイバリットな石だ。
今思い起こせばことの発端は20年ほど前にさかのぼる。
右手が動かなくなってきた頃だ・・・。
必然的に左手に意識が向くようになった。
それから何年もごまかしてきたが、いよいよもう右手の指が動かなくなってしまったので
医者に行った。
MRIやらCTやらやって、医者が一言、
「あー・・・。」
おいおいおい、あーってなんだよ!って思うか思わないかのうちに
もうすぐ手術します!と・・・
えーーーーっ!
「いま、少しでも首から上に強い衝撃受ければ即、全身不随ですよ・・・。」
うそーっ!
退院の目安は約3ヶ月・・・。
いやいやいや、仕事あるしね。
とりあえず一週間待ってもらっていろいろ段取りをしたのを覚えている・・・。
会社は3ヶ月の間休ませてもらい頚椎の手術をした。
麻酔から目がさめて、前よりひどくなっているのはすぐわかった。
動かない状態での期間が長かったから、そこをかばうような動きの筋肉が当たり前のようになっています。
今回、筋肉の配列が変わったのでそこを徐々に鍛えていきましょう!
と、わけのわからない説明をされて困惑した。
なんせ指だけでなく右腕がいっさい動かないのだ・・・。
そこから怒涛のリハビリ!
当初は箸ももてずマグカップすら持ち上げられなかったが、一ヶ月で前と同じくらいにまで回復した。
「指の神経は死んじゃってるかもだから動かないかもなぁ・・・
全身不随は回避したから後は他の筋肉が指を動かしてくれるのに期待しよう!
ってことで、真野君もう退院していいよ!」
えっ?3ヶ月じゃ・・・
真野君は異様な回復力を持ってるから大丈夫!後は自宅でもリハビリできるからたまに来て!と・・・。
なんじゃそれ!?褒められてんのか?
まぁ、とにもかくにも一ヶ月で復帰できたのだが、当時の仕事はパソコン使わないと話にならない・・・。
指が動く事はなかったので結局仕事をやめた。
さて、話を戻そう。
その頃から不思議な体験を何度もするようになった。
いわゆるスピリチュアルなやつだ。
それまでそういったものは全否定してきたのだが、認めざるを得なくなった。
むしろ認めてしまったほうが楽なのだ・・。
長くなったので続きはまた次に・・・。